長期固定金利の代表「フラット35」の金利推移を、公表データをもとにグラフ化しました。金利は買取再販に①借入の保有コスト ②買い手の購買力(出口)の2方向で効きます。
要点:フラット35(返済21年以上)の金利は、2021年の約1.2%を底に、2026年には3%超まで上昇しています。買取再販は「借りて仕入れ、売れるまで金利を払い続ける」事業のため、金利上昇は保有コストの増加に直結。さらに買い手の住宅ローン金利も上がるため、再販需要・購買力にも影響します。
各年1月時点の代表値(2026年は6月)。低金利が長く続いたが、足元で急上昇。
出典:SBIアルヒ「フラット35の金利推移」(住宅金融支援機構の金利を集計、返済期間21年以上・機構団信加入の最低金利)。各年1月時点、2026年は6月時点。
毎月返済8万円で借りられる金額(返済35年・元利均等)。金利が1%→3%に上がると、同じ返済額でも借入可能額は約2,834万円→約2,079万円(約27%減)。買い手の購買力が落ち、再販の出口(価格・販売期間)に直接効きます。
試算:当サイトによる元利均等返済の計算(返済期間35年)。実際の借入可能額は年収・審査等で変わります。参考:借入3,000万円・35年の月返済は金利1.0%で約8.5万円、3.0%で約11.5万円。
固定(フラット35)と変動金利:変動金利は短期プライムレート連動で固定より低い水準が一般的ですが、上昇局面では買い手の返済額が増えるリスクがあります。固定は金利が高めでも先が読める。いずれにせよ金利上昇は買い手の購買力低下=再販需要への逆風として効くため、仕入れ時は出口の価格・期間を保守的に見ます。
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